2006年05月20日

行ってきます。

 ……と、言いつつ、実際に出発するのは明後日なのですが、おそらく更新している暇はないので。

 さて、どういう風になるか、とんと検討がつきませんが、一ヶ月ほどフランスとイタリアの調査に旅立って参ります。間違いなく言えるのは、一ヶ月も調査に入っていれば、だいぶ痩せられるだろう、ってことでしょう。冬の間に増えた体重が元に戻ってくれたら良いなぁ。まぁ、どっちにしろ夏に白糠の方に入れば痩せるんだけれども……。

 しかし、心配なのが、帰国後の予定……。
 修論の方はともかく、卒論の後始末を帰国後にちゃっちゃと済ませてしまわなければいけないのだけれども、あと二三回は調査に入らないといけないから、修論の調査を圧迫しそう……。まぁ、去年と違って、夏のフィールドシーズン真っ盛りに入試があるなんてことはないので、その辺は時間の余裕ありそうですが……。

 閑話休題。

 まぁ、とにかく、一ヶ月間、調査に行ってきます。よく考えてみたら、そもそも一ヶ月間も旅行に出たような経験すらないので(長くて二週間?NZ にホームステイしに行ったのが、多分最長)、ちと不安はありますが、多分、生きて帰ってこられることでしょう。

 それでは、また、一ヶ月後に……。
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2006年05月17日

もっとblog らしく……2

http://www.asahi.com/science/news/TKY200605150327.html

 研究室の同僚の関係で貼ってみる。誰が描いたか知らないが、絵が朝日クオリティー。

 同僚(長頸竜マニア)の話を聞いてて、長頸竜はベントスだと思う今日この頃。
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2006年05月13日

2006年05月12日

読書とか

 こんばんわ。yulico です。

 毎年、この時期になると、何故かサン・テグジュペリを読みたくなります。理由は、特にありません。というわけで、久しぶりに「人間の土地」と「夜間飛行」を本棚から取り出しました。
 サン・テグジュペリというと、どうしても「星の王子様」な印象が強くて、特に日本では、それ以外ほとんど読まれていないようですが、「星の王子様」は、小説としては”駄作” 、正直、あの作品を有り難がる神経はよくわかりません。
 「星の王子様」が、世界的にどう扱われているのか、僕は知りませんが、少なくともサン・テクジュペリとイコールで語られるような、彼の代表作として認知されていることはないんじゃなかろうか、と思います。少なくとも、僕は、子供向けの陳腐なオブラートに包まれたあの「死」の物語にひかれる部分は全くありません。子供に読ませるというのならまだしも、死に伴う清も濁も知った後の大人が、あんなものを読むのは、偽善的で気持ち悪いです。

 閑話休題。

 もう一つ、この時期になると読みたくなるのが、泉鏡花です。これまた、特に理由はありません。サン・テグジュペリのようなリアリズムとハードボイルドの固まりのような作家と、泉鏡花のような幻想小説、いわば、嘘の極致のような、全く別物の小説を読みたくなる、僕の心理作用もよくわかりません……。
 そんなわけで、鏡花の全集を引っ張りだしてきたり。

 閑話休題。

 やっぱり、春は嫌いです。
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2006年05月10日

新カテゴリ

 こんばんわ。yulico です。このカテゴリではPC のことなど。

 最近、まじめにAdobe のCS2 の購入を考えております。アカデミックで七万円と少し。やっぱり、Adobe 様はお高いです。しかし、あれだけの機能を考えたら七万円払ったとしても全く問題ないような気もします。そんなわけで、本気で悩んでいます。
 最大の懸案である、web での認証に関しても、よく読んでみると、ソフトのコピーはPC 二台まで認められているようで、自宅と学校の両方に入れることも可能みたい(同時使用は不可、というが分身できるのならともかく、その点は他ユーザーの使用はあり得ないし)。バックアップも必要な限り取れるみたいだし。それなら何の問題もない気がする。むしろ、サポートが手厚くなって、購入する上ではすごく便利な気が……。

 閑話休題。

 pLaTeX2e を導入しました。某友人が使っているのを見て、決断。というか、もう、word にはこりごりだっ!!せっかく、マックのUNIX 化をしたので、ついでに、TeX も覚えよう、と思い立ちました。OpenFont のヒラギノも使えるらしいし。vi で十分編集できそう?emacs 使った方が良いのかな……、その辺は、いろいろ試しつつ。
 とりあえず、奥村先生のWiki でお勉強。とにかく、数式が美しく出力されるのと、どんなところで出力しても全く同じ結果が得られるって言うのが素晴らしいです。Adobe のInDesign でも同様の組版は可能らしいけど、どう考えても重さが違います。本当にどうもありがとうございました。

 閑話休題。

 UNIX 環境が快適。PC 起動と同時にX11 とターミナルが立ち上がるっていうのも、Mac OS X 購入した意味を見失いそうですが……。しかし、OS X も、それはそれで……Qualz の描画は美しいです。

 閑話休題。

 .Mac が素晴らしい。
 誰がこんな頭の悪いことを考えついたんだろう。感謝。

 閑話休題。

 なんで学校で、ネットに接続できないんだっ!!!

 閑話休題。

 iBook の方のメモリを増強しに行かなきゃ……。お金がいくらあっても足りないよう。

 閑話休題。

 vi のお勉強に伴って、現在、自己サイトの再構築中。冬頃には、立派な(?)vi powered なサイトに生まれ変わる予定(は未定)。あ、でも、CS2 購入するんだったら、GoLives 使えば良いんじゃないだろうか……。
 まぁ、vi に慣れるためのお勉強です。


 ……とか、いろいろ進行中なのです。
 とりあえず、真っ先にすべきなのはTeX の習得かなぁ。同時にvi の習得?これは、すぐ何とかなりそうだから大丈夫だが、TeX はしばらく掛かりそうだ。

 よかった。まだしばらくはプログラミングに手を出す余裕なさそうだ!
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2006年05月09日

続報・熊

 おはやうございます。yulico です。

 熊の件、詳細。

 先日、フィールドに行った際のことです。

 基本的には、昨年やったフィールドの追加調査+追加サンプリングが目的。

 二時頃には、その日の目的の一つであるサンプリングはほぼ終了し、周辺の調査を始めていました。

 以下独白。

「確かに、はじめから嫌な感じがあったんですよ。なんて言うのかなぁ、空気?空気が違うっていうか……。もうちょっと、分析的に言うなら、去年よりも明らかにシカの足跡や糞が少なくなっている、とか、そういう感じね。しばらく調査を続けていると、割と新しめの熊の足跡は見つけてしまうし……。でも、その程度って、この分野の調査ではよくあること。大して気にも留めていなかったんですよ。まぁ、用心はしていましたけどね……」

 紫煙を吐き出す。

「でね、あれは、サンプリングを終えた頃かな。ふと、沢筋を下ってくる風の中に嗅ぎなれないにおいを感じたんだよね。生臭いというか、動物臭の腐ったような臭いと言うか……。そのとき思ったんですよ。『これがケモノ臭か』ってね。全身が、緊張で総毛立つのを感じたね。
 で、用心しながら、周囲の見通せる地点に移動して周囲を観察したんだ。その瞬間かなぁ……前方から聞こえてきたんだよ……うなり声が……」

 マグカップに冷めたコーヒーを一口含む。

「即座にそのうなり声の方向に視線を向けましたよ。そうしたら……いたんです。奴が。
 大きさは、それほどでもありませんでした。子供か、メスだったんじゃないでしょうか?とにかく、まだ、こちらには気づいていないようで、木にじゃれついていました。マーキングかなにかをしていたんでしょう。
 距離は……そうですね、50-60 m ほどだったでしょうか。自分のいる位置よりちょっと小高くなった場所にいました。そのときは、気が気じゃなかったですね(笑)
 しかし、その時は、意外とすぐに落ち着きを取り戻せました。こっちが先に姿を確認できたからでしょうね。後で聞いたんですが、プロの地質屋の先生が一番恐かった『熊との遭遇』は、明らかに直前まで居た痕跡があるのに姿が見当たらなかったとき、だってことですから……。
 とにかく、私は、相手に気取られないうちに死角に身を隠しました。そして、これまで一度も準備したことのないもの……つまり、こっち側の唯一の武器、熊スプレーの準備をしました。あの緊張感は、言葉にすることは難しいですね。難しいです。
 それから三十分ほどでしょうか……。ひたすら隠れ続けました。時々、熊の方を確認しながら……。
 その間、いろいろなことが頭をよぎりましたよ。これで死んだら、いつ頃捜索されるかな、調査に出ることは上に報告しているから、月曜か火曜頃に先生か同僚が不審に思って捜索隊を派遣するんだろうか……、とか。今となっては、笑って話せますが、その時の心情は推して察してください。
 三十分。そのくらいで熊は、何をすることもなく去って行きました。でも、怖かったので、その後、十分以上は動けませんでしたね。それくらい待って、ようやく動き出せました。後はもう、速やかにサンプルを回収しながら山を下りましたよ」

 何本目かのタバコに火を点け、紫煙を燻らす。

「そして……、ようやく林道にたどり着いた頃……、遥か後方からシカの断末魔のような悲鳴が森中に響き渡りました……。もう安全圏に来ていたので、ほっとするとともに、あの声を上げていたのが自分だったのかもしれない、と思うと膝の震えを押さえることは出来ませんでした」







 ……さて、ここに書いたのは、一切の脚色のない事実。
 文明、文化のある都市生活を享受している人には、永遠に無縁なことかもしれませんが、こういう人間も、また、居るのです。好むと好まざるに限らず、仕事でね。
 何にも経験しないで、自然保護だ、野生動物の保護だなんて、能書きを垂れる人間は多いです。都市生活にどっぷりと浸かりながら、ね。そういう奴に言ってやりたい。こういう経験をした後にも同じことが言えるか?と。言えるならいくらでも言ってくれて結構、僕は、何も言いません。でも、僕には、言えませんね、熊の保護をすべきなんて戯れ言。

 都市を形成して、森林を切り開いて、人間の生活圏を確保するのは、生存本能。本来、その時に、ほかの動物は排除されるべき存在であるはず。そんなのは、人間だけがやっている訳ではなくて、どの生物も同じであって、逆に言えば、人間がほかの動物を滅ぼす権利があってしかるべきではないのか、と本気で思う訳です。
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2006年05月07日

野外調査

 詳細は省くが、熊を見た。
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2006年05月05日

でいあふたーとぅもろお

 ……を見た。

 すげー。噂で聞いてた以上に破壊力あるー。

 なにより、物語として成立してねー。

 ハリウッドもここまで来たかー。

 あらをね、書き連ねるのは簡単なんだけど、なんか知ったか厨っぽいからしませんよ。

 でも、その直後に見た子供向けアニメである「ドラえもんのび太の日本誕生」の中の台詞で、

ド「七万年前というと……第四紀後期更新世のビュルム氷期のまっただ中だっ」
の「氷期?」
ドかス「大きな氷床が出来て地球が寒くなっていたんだよ」

 とか、まだ氷期が始まったばかりだから、寒いけど、植生はそんなに変わってない背景+海退が起こったばかりっぽい背景とか、クラヤミ族がネアンデルタール人で、ヒカリ族がクロマニヨン人風に描かれていて、別種の人類が共存していた、という公開当時には相当新しい学説を支持していたり、と、無駄に正確な考証をしているのを考えると、僕が"Day after 〜" の製作陣の脳みそを疑ってしまうのもしようがない気がします。

 結論。
 「ドラえもん(あくまでF 先生が関わっている時代の)」と「まんがサイエンス」は人類の必修科目である。
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誰にも見えない美しき世界

 こんにちわ。むかわ町穂別富内が雨のため、本日は自宅待機のyulico です。同じ学科のお姉さんはGW 前に「GW 中に日高(フィールド)に行く♪」とか行っておりましたが、ばk……大変そうだなぁ、とか思ったり思わなかったり……。

 しかし、天気さえ良ければフィールドには出たいのが本音。たとえ熊がいてもフィールドワークは楽しいものです……仕事じゃなければね。実際にフィールドに出ると、あれもしなきゃこれもしなきゃ、と義務感に追われて結構大変。

 閑話休題。

 というわけで、今回は、似非哲学者兼似非サイエンティストyulico の「哲学万歳」のコーナーです。といっても、今回扱おうと思っているネタは、どっちかって言うと哲学というよりは「美学」。それも、サブカルの要素が強く出てくるようなものですが……。その辺は、日本の哲学者で一番好きなのは東浩紀とか言っている人間ですのでご勘弁を(といっても、当代一流のデリダ研究者として尊敬しているのであって「萌え」を哲学してる東はあまり好きじゃないんですが。なお、蛇足ですが、デリダは難しい、とか、意味分からない、とか、敬遠している方がいらしたら東の著作は絶対お勧めです。彼の解釈がいかにしろ、少なくともデリダの原典よりは遥かに頭に馴染みます。……って、それじゃ本末転倒ですが)。



というわけで、哲学する?
posted by yulico at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | いんまいふぃろそふぃい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

うにくす

 こんばんわ。yulico です。

 UNIX のお勉強を始めたのが三月半ば、それからはや二ヶ月が過ぎようと言う今日この頃、ようやくUNIX のありがた味が分かって参りました。コマンドラインって偉大だ。

 本気でUNIX を習得しようと勉強を始めて思ったのは、「コマンドは意外と簡単だ」、ということ。それまでは「こんな人に優しくないものは嫌いだっ!!」とか思っていたのですが、ちゃんと覚えてみると意外と少ないコマンドで、ほとんどの作業が出来てしまうということがわかりました。せいぜい30 個くらい?ちょっと手の込んだ作業をさせようと思っても50 個も覚えていれば十分な気がします。大学受験で数千個の英単語を覚えさせられていた頃に比べれば、なんの苦にもなりません。

 そんな訳で、最近は、少しエスカレートしてvi の習得に乗り出しました。エディタとしてはemacs も捨てがたかったのですが、汎用性と使いやすさを考慮した上で、vi に決定。昨日買ってきたオライリー本で、ただいま絶賛勉強中です。







 ……こうやっていつのまにか、あんなに毛嫌いしていたプログラミング言語(というか、書くのプログラマ、その上澄みを使うの俺、というスタンス)とかに手を出すんだろうなぁ。
posted by yulico at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月01日

風邪引いた

 こん……お早うございます。yulico です。いつの間にか朝になっておりました。

 風邪を引いてしまいました。主症状は頭痛と全身倦怠感です。風邪の症状で一番困るのは頭痛。傍目に風邪だと分かってもらえないのに、頭脳労働の効率が著しく下がってしまう、という最悪の症状です。熱が出ていれば、体にガタが来るので、家で寝ていよう、とか思ったりもしますが、頭痛だけだとそうはいかない。逆に咳や鼻水などの軽い症状だと、日常生活に目立って影響しないので、特に問題はない。

 そんなわけで、今日は、一日中家で休んでいました。そのせいで夜眠れなかったんですが……。

 閑話休題。

 ここ二年くらい、まともにいじっていなかったWeb Site の更新を始めました。夏頃に公開できると良いなぁ。こっちは、今までの雑多サイトではなく、もちっと文芸メインで更新できるようにする予定。日記は……blog で併用になるでせう。

 あと、個人的に自分のバンドのサイトを構築しようと思っているのですが、どこがいいかなぁ……。せっかく録音機材整えたので音源とか置きたいし、写真とかが多くなるので容量大きいところ希望。
 誰か、お勧めがあったら教えてください。
posted by yulico at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | にっき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スタジオ完成

 こんばんわ。yulico です。

 先日、ようやくPC 環境が整い、とうとう部屋が完全な音楽制作環境になってしまいました。

 簡単に制作環境を……。

・MTR (BOSS "BR-1200" )
・スピーカ (Rolland "Edirol" - MA7A & MA20D )
・PC (iMac Intel core duo/メモリ2GB /HDD 250GB )
・ソフト (Apple "Garage Band" )
・オーディオインターフェイス

 楽器
・Fender U.S.A. Precision Bass Standard Model (メイン楽器)
・YAMAHA SBV Active Bass (サブ楽器)
・Ibanes RX series (型番不明)
・James JF350TF (アコギ)
・その他打楽器いくつかとメーカー不明のブルースハープ三本 (Key=G, A, C) 。

posted by yulico at 01:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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