崖っぷちならぬ,「崖の上のポニョ」を視聴.自称ポニョ属の生物(でぶ)として当然のつとめであります.
以下感想.
単純に動きの滑らかさと,作画枚数に引いた.そして,音楽と映像の完璧なシンクロにも引いた.それ以外はなんの印象もないですけどね.つーか,多分,ぱやおたんの中で物語とか,リアリティーとか,そう言ったものは,もう,本当にどうでもいいんだろうなー,と思わせてくれるくらいの出来.ここまでやられると,宮崎アニメを再認識せざるを得ないよね.これを撮るのが目的であれば,実写である必要も,原作を探す必要も,頭を働かせる必要もない,ただ,手を動かして,イマジネーションの趣くままにセル画を描けばいいってことになるわな.それが,間違いなくアニメというものだもの…….ぶっちゃけ,ただ視聴して消費するだけの受け身人間にはなんにも言えないです.
まぁ,うちの業界的には,甲冑魚やら三葉虫やらのデボン紀の海(笑)にまつわる小ネタで笑えたので,映画としても十分楽しめたよ,多分ね.個人的には,冒頭のクラゲとプランクトンの舞踏のシーンで渦鞭毛藻っぽい浮遊性微生物がふよふよと水中を漂う絵が見られたので満足.
この「アニメ」を前にして「ストーリーがどうの」とか「あそこの解釈が……」とか「あの意図が分からん」とか,クソ下らないことを言っている人間は狂っていると思うよ?今回のぱやおたんのアニメ制作に対する姿勢を評価するかどうかはともかくとして,この映画の本質はそこ(物語)じゃないもの(公式ウェブサイトやらインタビューやらのジブリからの発表を見れば明らかだし,何より映画がそう語ってる).そもそも,ストーリーに疑問を持つポイントなんてあったか?(それとも,あれが分からないほどに読解力が欠如してるの?).
というわけで,個人的には「崖の上のポニョ」は評価します.面白いかどうかはともかくとして,この映像を見せてくれたという点に関して.多分,これをやらかしたぱやおたんは次回作にとんでもないものを作ってくると思うので.
閑話休題.
禁煙続行中.
posted by yulico at 17:38|
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にっき
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