2009年04月27日

釣れた,釣れた

前回のエントリでこんなネタをやったわけだが,釣れた,釣れた.世の中の人たちは,一体どれだけ寒冷化や温暖化が大好きなんだろう?

今日一日だけで「寒冷化」「温暖化」関係のキーワードで検索して来たお客様が10 名以上って……(普段は平均で週に2, 3 人程度).
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大地球寒冷化と人類の採るべき道

四月末になって,札幌や青森で積雪が観測されるなんて,丸山先生の仰る地球寒冷化の奔りに違いありません!!

どうやら,青森では22 年前に次ぐ観測史上もっとも遅い積雪だったようです.

(10 年くらい前に関東で桜咲く中,降雪ってイベントがあった気がしますが…….あのときの全国の気温はどのくらいだったのだろう?……と思って気象庁の記録を調べてみたんだけど,記録が見つからなかった…….ほとんど一瞬の霙みたいなものだったから記録上は残っていないのかな?当時,自分がせーしゅんまっただ中の多感な時期だから,鮮烈に印象に残っているだけで,実は大したことがなかったとか?)

これは,温暖化対策なんてしている場合じゃありません!寒冷化は,温暖化よりもはるかに深刻な環境事変です.過去に,温暖化が起こって生物に大きな影響を与えたと言う例はほとんどありませんが,寒冷化による大絶滅の例は数限りなくあります(代表的かつ有名なところで,C/P がもろそうだよね).

つまり!過去のイベントの統計からいって,生物は「温暖化」よりもはるかに「寒冷化」に弱いと言えます.

このような寒冷化による影響を受けるのは,何も野生動物に限った話ではありません!我々人類にとっても大変な出来事なのです!!!

温暖化対策で「二酸化炭素削減!」,「低炭素社会(笑)!」なんて言っていたら,寒冷化が進行しちゃうよ!!

早く,地球温暖化なんて言う仮説を撤回して,寒冷化対策をはじめないと大変なことになるよ!!原因とか,理屈とか,そんなのは,実際に寒い今,関係ないんだから!!!

取り敢えず,地球環境系blog(笑)を自称する,当「低音四弦楽器が笑う……不気味に。」といたしましては……

石油ストーブを窓の外に向けてフル燃焼!

……という対策を提唱します!

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ナイツの塙じゃない方のような,細かいボケを全部拾ってくれる優しい突っ込みの相方を随時募集中です
posted by yulico at 04:58| Comment(0) | TrackBack(1) | にっき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

身の回りに反応

こんにちわ.yulico です.

基本的にミーハーなワタクシは,世の大手サイトに習って,2,3ヶ月か前からサイドバーの下の方に「あわせて読みたい」を設置しているわけですが,だんだんと色々な傾向が見えるようになってきたので,たまにはネタにします.

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まず,そのネタに入る前の前提条件として,うちのblog がおかれているアクセス状況を簡単に解説しておきます.

基本的に,僕の blog の読者層は,自分の同僚の皆様,他サイト(主に同僚ストーカーさん)からのリンクを踏んで来て下さる皆様(週に数人〜十数人),検索サイトから検索して来て下さる皆様(日に数人〜十数人),という風に大きく3つに区分することができます(アクセス解析より).

実際,どの程度固定読者がいるのかは解りませんが,(seesaa に元々ついているアクセス解析の機能の妥当性を信用するのであれば)日記を更新するとすぐに読みに来て下さる人数はある程度決まっているので,この 60 〜 80 人くらいの人を,定期的に巡回されている固定読者と考えています(以前,他のアクセス解析を併用して確認したところ,多分,seesaa の解析結果には,重複カウントが含まれるので実質 20 〜30 人と思われます.ここをチェックしているであろうリアル友達や同僚はこんなにいないので,どこかしらでこの blog を知って,その後も定期的に巡回していただいているお客様がある程度いらっしゃると言うことで,ありがたい限りです).

この固定読者の皆様の他に,イベンティックに増加するのが他サイトから流入してくる読者さまです.頻繁にちょっかいを出し合っている同僚のところでは月に何回かリンクされるので,その度に,そこからやって来て下さる読者さまが一定数おります(多分,毎回,期待を裏切っているであろうことは想像に難くないw).あと,ストーカーさんに,数ヶ月に一度程度の頻度でストーキングしていただいていますが,その時に来て下さるお客様も一定数おります.それ以外は,ちょこちょこと,いくつかの記事が,どこかのだれかさん(同僚以外にも何人か)に,はてなブックマークされたりするみたいなので,そこから来ているお客様もいらっしゃるようです.

それ以外に,単発的にいらっしゃるお客様で,無視できないのが検索サイトから検索してこのblog にいらっしゃるお客様です.大抵,日に数人はいらっしゃいます.このお客様に関しては何らかの傾向付けをするのが難しいのですが,過去のアクセス解析を参照すると,「音楽関係」「(過去に一回ネタにしただけの)コトリバコ関係」「(これも過去に数回ネタにしただけの)MMR 関係」「環境問題関係」「古生物関連」が主力であり,あとは,なんとなくで括れるほど傾向のある検索ワードはありません.まぁ,しかし,全体からみると無視できる数なので,この程度のグルーピングで十分でしょう.

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さて,ここ2,3ヶ月,「あわせて読みたい」を稼働させてチェックして来たところによると,ここに現れるサイトにもいくつかの傾向が見て取れます.それを,何の根拠も示さずに,勝手に脳内クラスタリングを施して,天下り的にまとめると以下のようになります(上からおおよその頻度順に並んでいます).

・2ch まとめblog 系―タイプ1
・ジャニーズファンなどによる男性アイドル追っかけ系―タイプ3
・コンピュータ関連―タイプ1,2
・サイエンス関連(笑)―タイプ2
・僕の巡回しているblog 様―タイプ1
・音楽(自作)関連―タイプ4

ダッシュのあとのタイプは,どういう期間にでてくるかと言う恣意的なタイプ分け.それぞれの定義は下記の通り.

「タイプ1」……ほとんど更新しておらず,固定客が巡回している程度のアクセスしかない時期.多分に,自分や友人の趣味が反映される.
「タイプ2」……どこかからリンクされて,一時的にアクセス数が増えるタイミング.主に同僚のところにリンクされるとき.
「タイプ3」……ここが更新されて,アクセス数が急激に伸びると増える.
「タイプ4」……完全に無作為にでてくる.主に,音楽系の検索ワードと同期する.

この比較から導かれる結論は以下の4つにまとめられます.

・日常的にこのblog を巡回して読んでいる固定読者の多くは,2ch まとめ系,コンピュータ系がお好き(つーか,大体,誰かが解る).
同僚のところから流れてくる層の多くは,ちと危ないサイエンス系(笑)のblog を見るのが好きらしい.これをちゃんと分析すると自分の身を危険に晒しそうだし,blog が炎上されるのは嫌だから深くは突っ込まないことにする.
・一応,検索サイト様的には,このblog は音楽系でもある,ということらしい(あくまでここのblog のメインコンテンツは音楽).
・多分,俺はジャニーズ系のアイドル(か,または,そのファン)らしい(全く自覚はないけれどw).

……なんちゅう結論だ.

あわせて読みたい」に登録しているサイトの種類の偏りは完全に無視しているけれど(それ以前に,自分のサイトにくるお客様の嗜好の偏りも完全に無視しているからいいよね),まぁ,ある程度整合性の取れた,納得のいく結果ではある.

ただ,全く解らないのが,ここの更新と同期してリスト上に増える「ジャニーズファン系」のblog なのだが,これは何なんだろう?

少なくとも,普段書いている内容から考えても,そういう層と読者が被るとは思えないし,謎です.これは,僕がジャニーズクラスの人気アルファブロガー(笑)であるとしか思えないね.

……しかし,こうやってアクセス解析とかを見返してみて思うのは,これだけアクセスがあるにもかかわらず,ここまでこのblog が一方通行なのは一体なんなんだろう?

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※あくまでジョークだから,皆様,怒らないで下さいねvvv

posted by yulico at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | うつうつyulico 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月24日

ああ……

なんか,最近,アクセス解析を見ているときに,やたら同僚のところから経由してくるお客さんが多いなー,とか思っていたら,こんなことしてたのか…….頑張るねぇ…….

……すでに終了したこの件にコメントしてもいいし,怒られそうなことを敢えて言ってもいいんだけれど,別に,燻っている灰に油を注ぐ趣味はないし,ちゃんとここまでの茶化し合いを概観して真っ当に意見を述べる気力もないので,沈黙していることにする(けど,沈黙はいまのところの落としどころへの同意を意味しません).

まー,今北産業なワタクシは,要点だけ聞いて,何も言わずに去ることにします.本当になにも言わないからね.絶対だよ!

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追記
posted by yulico at 14:06| Comment(1) | TrackBack(0) | うぇぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

隠しごと

こんばんわ.yulico です.いま大フィーヴァーな彼のニュースはスルーして,少し古いニュースを取り上げてみます.

先日,海外のニュースで,元宇宙飛行士のおじさんが「NASA は宇宙人と接触している.そして,そのことを隠蔽している(要約)」という妄言を吐いたことを言った,ということが,宇宙飛行士の地元(どうも,かの有名なロズウェルの近くらしい)で話題になっている,というものを目にしました.これが結構大事になっているらしくて,わざわざNASA が「そんなことは有り得ない」という声明まで出したとか,出していないとか…….

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元のニュース記事はこちらhttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=114411&servcode=300§code=330).

どうせ記事自体は,すぐ流れるので以下引用.


宇宙には人類だけではなく地球外生命体が存在するという主張が米航空宇宙局(NASA)の元宇宙飛行士から出された.

CNN は21 日、アポロ14 号に乗り1971 年に月探査隊の一員として参加したエドガー・ミッチェルさんが、「宇宙には人類だけが住んでいるのではなく,地球外生命体も存在するが,米国と他の国の政府はこれを隠している」と主張したと伝えた.

地球外生命体の可能性を研究する未確認飛行物体(UFO)支持者と研究者らはの集まりである第5回X 学術会議の閉幕後,ナショナルプレスクラブで行われた記者会見でミッチェルさんは,「実際にわれわれが宇宙で一人ではないという証拠を持っている」と述べた.

ニューメキシコ州ロズウェル出身のミッチェルさんは,「1947 年にロズウェルで起きたUFO 墜落事件が実際にあったことで,当時ロズウェルの住民は軍当局から見聞きしたことを話せば恐ろしい結果を招くと警告を受けている」と証言した.

このほか,「住民は宇宙飛行士になった同郷出身の自分にUFO 墜落事件の真相を伝え,10 年前に統合参謀本部の司令官がこれを確認した」と述べた.ただしこの司令官はいまではUFO 墜落を否定しているという.

これについてNASA 報道官は,「われわれはUFO を追跡していない.地球や他の星の地球外生命体について隠し事はしていない」とミッチェルさんの主張を一蹴した.


このニュースに関連した,2ch スレッドのまとめ記事はこちらA6news: http://blog.livedoor.jp/a6news/archives/614626.html).

※因みに,この宇宙飛行士のエドガー・ミッチェルというおっさんは,電波系の発言をくり返していることで有名なおっさんです.オカルティックな番組とかで「実際,宇宙に行って人間性が変わって,神秘体験(異星人との接触体験)を口にしている宇宙飛行士もいる!」なんていう風にあげられるのは大体このおっさんのエピソードだと思って差し支えありません.

まぁ,アポロ計画も後半になってくると,事故を起こして負の意味で注目された13 号はともかく,14 号なんてほとんど注目されなかっただろうし,地球に帰ってきたら宇宙飛行士という肩書きだけのついただけの,ただのサイエンティストでして,大して注目されることもなかったのでしょう…….そんな末路をたどったということを考えると,いろいろ黒い想像ができますが……,その辺は,宇宙開発に貢献した,という大きな業績に敬意を表して触れるのはよします.

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この件の裏にどういう意図があったのかとか,この件の真相(宇宙人の存在の有無とか)がどうであったのかとかには全く興味がないので,どうでもいいのですが,一点,気になるのは「○○は●●を隠蔽している」という言説の発生する背景です.

これは,多くの陰謀論(地球温暖化懐疑論でもよく出てくるよね)でよく出てくる言説ですが,果たして,本当に「○○は●●を隠蔽している」なんていうことは起こりうるのか?……というのが,今回の本題です.

閑話休題.

カール・セーガンは「科学と悪霊を語る」の中で,タクシーの運転手から「NASA は,地球外知的生命体の存在を隠蔽している」という話を延々と聞かされてうんざりしたあげく,自分はNASA の科学顧問で,「そんなことは有り得ないし,聞いたこともない」と説明した,というエピソードを紹介していました.

これは,ただの一例に過ぎませんが,少なくとも当代一流のサイエンティストがうんざりして自著にそんなエピソードを紹介してしまう程度には,「陰謀論」や「○○は●●を隠蔽している」式の論法は一般化しているようです.おそらく,いま,これを読んでいる人の多くも,こういうたぐいの話を聞いたことがあるでしょう.かくいう僕自身,そういう言説に触れたことがうんざりするほどあります.まぁ,昔は,そういう偽史とか偽科学のマニアだったのであんまり偉そうなことは言えませんが(誤解されると困るので敢えて言いますが,"偽" 史とか "偽" 科学と解った上で,そういう話を蒐集するのが好きだった,という意味ですよ.でも,「と学会」のように,ネタ的に扱うわけではなくて,ただ個人的に蒐集した話を楽しんでいたわけです.因みに最近は,偽史,偽科学を蒐集するような趣味はなくなりましたが,真っ当な科学史関連は未だに好きです.戦前の日本の学術誌とか最高!).

しかし,冷静に考えて,サイエンティスト(に限らず,どんな学問であれ研究している人間)が何かを隠匿することに意味があるのでしょうか?(少なくとも,僕には意味がないように思います)

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そもそも,「隠す」という行動に意味を持たせるためには,隠す意味や目的がないといけません.しかし,学問を行う上で,それが存在するのは非常に稀な状況です.

データがあるのに,それを隠すと言うシチュエーションで,簡単に考えつくのは下記の状況くらいでしょうか?

まだ,ちゃんとした形式で発表していない(論文を書いていない)のでアイディアを盗まれたくない
データは揃っているが,発表するにはまだ論理に不備がある
特許を取る予定がある

これ以外には,少なくとも僕には考えつきません.あったとしても,上記のバリエイションだと思います.

よく陰謀論や「○○は●●を隠蔽している」式の論法で,軍事利用云々と結びつけたりすることがありますが,それによって何かが隠匿されるなんていうことは,絶対に有り得ません(兵器開発中の部品の細かい設計とかは上記の1番目,3番目にあたるので別です).なぜなら,応用が理論に先立つことは有り得ないからです(そもそも存在しない理屈じゃ兵器は作れないし,その理屈を研究している過程では,それが兵器利用に転じるなんてことは,まず考えつかない.関連:「妄想は実証に先立たない」).

(※軍事転用にまつわる「隠匿」の話とかになると,「マンハッタン計画」とか,その辺で行われた学者の秘密会議的なものを例に挙げられるんだけれど,そう言う人たちは,原子力爆弾の設計に必要な基本的な理屈が,その何年前に論文化されていると思っているんだろう?因みに,雪の結晶の研究で有名なかの中谷宇吉郎先生は,昭和 12 年に発表した短評中で既に「原子力の兵器利用への転用の危険性」に警鐘をならしていたりします.まぁ,中谷先生は,特別に先見性に優れていたのかもしれませんが,各国で同時多発的に軍事転用の研究がはじまった辺りのことを考えても,応用が理論に先立つことは有り得ない,ということは解っていただけると思います)

大体,研究者は,言わないでいいことを言うことはあっても(いつ起こるかも分からない「東海大地震」への警鐘とかね),自分の完璧なデータを発表しない,なんてことはまず有り得ないです.

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本当は,ここで「はい.論証おわり」と言っても良いのですが,サイエンティストに近い立場から,しかも web という媒体で,天下り式にこんなことを言っても,なんの意味もないことはよく解っているつもりなので,もう少しだけ,話を進めていきましょう.

逆に,なんで多くの陰謀論者にとって研究者が「隠匿する人」になるのか,ということを考えてみると別な問題も見えてきます.

ある情報の受信者が「研究者がなにかを隠している」と判断するのは,その受信者が(研究者からではない)どこかで入手した「情報 A」と,多くの研究者の発信した「情報 B」との間に本質的な差異があるときです.そして,受信者が「情報 A」を選択した場合に限り,ありもしない研究者による「情報 A の隠匿」が発生します(あくまで「情報 A」が,到底,研究者には受け入れられない非論理的なものであると仮定しています).このような現象が生じるのは,研究者と受信者の間に,情報の処理方法,受信方法についての乖離があることを示します.



今は,高度情報化社会が進行したことで,身の回りには有象無象,玉石混合の情報が溢れています.情報は,それ自体は,本来,すべてが等価なものです(もちろん,厳密に言えば受信者のもとに届く情報の大部分は,生情報ではなく,すでに何らかの選別を受けていることが多いため,多少の価値の違いは生じます).つまり,情報の取捨は,本来,受信者が自分の論理で行うべきであり,全受信者にはその義務が課せられています(嘘を嘘と〜,っていうことです,結局).

受信者に論理を身につけさせる,云々,という話になってくると議論が「教育論」にまで落ちていかなければならないので,ここでは,そこまで話を進めませんが,情報の発信者が論理的であることは当然必要ですが,それ以前の問題として,情報の受信者も情報を判断する義務を負うべきである,ということを主張させていただきたい.

どちらかというと,今後,発信する機会の増える身として,はっきり言っておきたいのは「理解できないこと」や「解らないこと」の責任は,本質的に発信者にはないということです.

当然,発信する人間は,解りやすく発信することを心がける義務はありますが,それは,論理の有無以上の判断や制約を受けません(論理がないのはアウト,論理さえあればおk ということ.実際,それができていない発信者 [not 研究者] が多いというのも問題なのですが……).まぁ,通常(もちろん例外はいっぱいあるけれど),研究者が発信する情報に論理の欠落があることは稀なので,やはり,受け手に大きな責任があると言えます.

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なんでこんなことを滔々と述べているのか,というと,こういう現象の影響が,現実に,研究を阻害しはじめているからです.つまり,研究者と普通の人の間の距離が乖離することによって,社会から研究が疎外されはじめる可能性があり,それが現実に起こりつつある,ということです.特に日本は元々基礎科学研究にお金を分配しないことに定評がありますが,それが最近加速している,と言われるのは,普通の人と研究している人間との間の認識の乖離があげられています.

そんなことやってたら,本当に日本の科学は終わりますよ?

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なんか,話が「隠匿」や「陰謀論」から大分外れてきましたが,結局,それらの本質は,自分が与えられた情報を理解できないことの責任を「何か」に押し付けているだけなんだよね…….それが,神様になればそれは宗教になるわけだし……,その辺はすべて根が一緒なのです(宗教や神で自分が納得できるのであれば,その人の信じる宗教を否定する気はありませんよ.ただ,僕とは宗旨が違うというだけで……).

この辺りの話については,いずれ書きたいことは色々とあるのですけれど(「好き嫌い」とか「科学はオカルトを否定することで世界をつまらなくするのか?」とか「理系と文系(非研究者)の話」とか「論理のための初等教育の話」とか……),ここまででも,もの凄く文章が長くなってきているので,この辺で終わらせておきます.
posted by yulico at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | おべんきょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日

女生徒

おはようございます.yulico です.

今日は,一人で朝マックだったので,コーヒーをちびちびと啜りながら,読書と洒落込んでみました.なんか,朝のカフェで読書とか言うと高尚な感じがして素敵な紳士になった気分にひたれます.まぁ,マックだがな!!

閑話休題.

今日読んだのは,太宰の「女生徒」です.

先日,mixi の某太宰関係のコミュニティーで「『女生徒』を読んだ女の人の感想が聞きたい」という,(いわば)無粋なトピックが立っていたのを思い出して,久し振りに,「女生徒」を読み直してみたくなったからです.

実は,正直,「女生徒」は,太宰好きを自称する僕の中でも微妙な扱いの作品です.正確にいうと,どう位置づけていいのかよくわからないのです.

こういう感覚は,例えば「桜の園」の映画(当然 1990 版です)をみたときの感覚に近い気がします.自分は幸か不幸か,男に生まれて四半世紀生きてきたので,女子,特に思春期の女子特有の感覚が一切解らないのですが,こういう小説を読むと,それを変に追体験する,というか,覗き見てしまったような気まずさ,というか……,とにかく,作品に対する冷静な鑑賞者になれなくなってしまう感覚,と言えば,解るでしょうか,そういう状態に陥ってしまうのです.

太宰で,しかも,同様に女性独白体で書かれた「斜陽」は,形式が同じ女性独白体なだけで,実際には四人の登場人物の物語なので全くそういう印象は持たないのですが,「女生徒」は,(リアル思春期女子の日記から構想されているせいか)妙に生々しく,そういう感覚に陥ってしまいます.そんなわけで,苦手,というわけではないのですが,積極的に触れたくない,(逆に言うと)「夢」を壊したくない,という気がしてしまうのです.

だから,mixi のトピックがたったときも「女性の感想を知りたがるのは無粋」なんて思いながら,覗いて女性の感覚を聞いてみたいような気がしたり,それをしたら,あの作品を読んだときの妙な感覚が,すべてが虚無に帰ってしまいそうで怖いような気がしたりして,結局,覗くことが出来ませんでした(ええ,ヘタレですよ).

そんなことが数日前にあったばっかりなので,(ここまでの流れで解っていただけたと思いますが,当然,積極的に読みたい作品ではないので)久し振りに,「女生徒」を読み返してみる気になったのでした.

おそらく,高校時代以来です.

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久し振りに読み返してみると,相変わらず,ねっとりと絡み付くような "例の感覚" はあるのだけど,幾分か冷静に読めている自分にも気付きました.多分,年を喰って,思春期の女の子なんかを,自分のいる世界の境界線の向こう側におけるようになったせいかな,とか思います.

冷静に読み返してみると,この小説の完成度の高さに驚きました.

元ネタの日記は読んだことがないのですが(そりゃあ,小説だけでも上記のような症状を呈するのですから当たり前です.生でアレを受けた日には……),伝聞によると,数ヶ月分の日記を,「少女の一日分の思索(意識の流れ,と言ってもいいかも知れない)」に編集しているらしいのですが,それがあまりに完璧すぎて,とても長期の日記を編集しているとは思えない,リアルな「一日」になっています(まぁ,逆に言えばこんな完璧な一日こそが有り得ないわけだから,それこそ編集した証拠なのですが……).(うら若き踊り子に,書生へ向かって全裸で手を振らせたことに定評のある)川端康成が絶賛したのも,頷ける話です.

しかし,相変わらず,ざくざくと心に突き刺さるような,じっとりと妙な気分にさせてくれる言葉には参りました.

具体的に例を挙げると,特に今回,いちばん心に刺さったのは,

「先生は,私の下着に,薔薇の花の刺繍があることさえ,知らない」

……でしょうか?

なんだかよく解らないのですが,ボーヴォワールをいくら読んでもまったく解らなかった「女性性」を間違って覗き見してしまったような,もの凄い劣情を抱いてしまいます…….

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僕の太宰の描く女性の中での最萌えキャラは,「斜陽」に出てくる,かず子に「あなたは更級日記の少女なのね」「ご無事で.もし,これが永遠の別れなら,永遠に,ご無事で.バイロン」と言い放った,女学校時代の友人です.

これまで,この子に匹敵する女の子は,太宰作品にはいないと信じていました.

しかし,今回,久し振りに「女生徒」を読んで,

ずーっと,主人公の女の子を,そんな対象として読んでいなかったはずなのに,

「おやすみなさい.私は,王子様のいないシンデレラ姫.あたし,東京の,どこにいるか,ごぞんじですか?もう,ふたたびお目にかかりません.」

……という,最後の段落を読んだ瞬間に,「ずっと主人公の女の子に恋していて,そんな恋に破れたかのような錯覚」をしてしまうほどの心的カタルシスを得ました…….これって男の読者限定なのかな?

このカタルシスは,「斜陽」の「直治の遺書」に出てきた「僕は美しい姉と母が自慢でした」の瞬間に訪れるすべての「思い込み」の大逆転と並ぶ,太宰文学の最凶シーンなのではないか,と思います.

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なんか,読み返してみると,あんなに「無粋」と思っていた例のトピックをたてた男の人の気持ちがわかる気がします…….僕は,むしろ,太宰が好きな女の人ではなくて,太宰に一切興味のない女の人の感想を聞いてみたいですが…….
posted by yulico at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | うつうつyulico 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

2ちゃんねらー

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1251488.html

自分が偏っていたり,歪んでいたりするから,他人のことも偏っていたり,歪んでいたりしてみえるんじゃねーの?

無神論者で,極右で,差別主義者で,自己中な僕が思うくらいだから相当キテるよね.

……まぁ,大方の人間はウェブ上の発言はネタでしているんだと思うけど,ごく一部にそういうことが全く分かっていない層がある気がする…….

因みに僕は,新聞って凄くニュートラルなメディアだと思います.例え,朝日新聞でも(まぁ,普段はほとんど読まないけど).

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あんまりウェブ上に社会的な主義主張を書くのは好きじゃないんだけれど,科学が一般人にまったく伝わらない理由の片鱗が見えたのでコメント.

そりゃー,はじめから「ステ○サウルスの板には,なんらかの意図がある」って思えば,ステゴサウ○スの板は「性的ディスプレイ」に見えるし,「違うところがあるかどうかを探そう」という視点で記載すれば,フタ○スズキリュウは「新属新種」になるだろーさ.

もっと一般的な事象に落とすなら,はじめから「地球温暖化が陰謀論だ!」なんて思っていたら,どんな証拠も恣意的に解釈して地球温暖化をなくすことだってできるよねー.

……結局,新聞だろうが,サイエンスだろうが,なんだろうが,データに対して真摯にならなければなにも読み取ることができないのよね.
posted by yulico at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | にっき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月06日

ちょwww

このblog に「RIBON-Y」で検索してきたのだれだ???www

以前から,某掲示板で同僚がなんかをやらかすたびにoa(ry とかで検索してうちに辿り着く人とかはいたみたいなんだけれど,まさかRIBON-Y くんを検索してここに辿り着く人がいるとは思わなかった…….つーか,RIBON-Y くんって自分のweb site さらしてなかった?ここ

毎度のごとく,どこかの掲示板を荒らしたのだろうか?それとも,RIBON-Y くんが,自分の評判をネット上で探すために検索したのだろうか?それとも,ネット上にあのRIBON-Y くんのほかにRIBON-Y というハンドルネームを使っている人がいるのだろうか?……なぞが深まるばっかりです.

つーか,見ず知らずの他人をここまでネタとして引っ張るとか,いずれ刺されそうだな,俺www
posted by yulico at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | にっき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする