2009年07月19日

Old Friend Tour in Sapporo Dome

こんにちわ.yulico です.フィールドに行ってたりしていて忙しかったので,しばらくご無沙汰しておりました.

先日来,日記の方で散々自慢してきたことですが,昨日,Simon & Garfunkel の札幌公演に行って来ました!

この公演のニュースを知って以来,「どんなに値段が高くても行こう!」……と決意していたので,当然,アリーナで即チケットを予約しました.日記つらつらと書いているけれど,並の直撃世代よりは彼らに対する思い入れがあるつもりなので……(実際,喫煙所で何人かのおっさん方と喋ったけど,歌詞とかコード進行のディープな話を振ったら,おっさん方のほうが話に付いてこられなくて引いてたw).

以下,感想……というか,様子の報告です.

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予想していた通り,客の年齢層はかなり高めでした.髪が真っ黒な人がほとんどいない感じ(白髪的な意味でw).それでも,何組か,家族とか親子とか言った風の人たちがいて,むしろ,僕の世代よりも若い子(母親と一緒に行動してたりすることを考えると,中高生くらい?)たちをちらほら見かけました.やっぱり,僕くらいの世代は,直撃と言うわけでもなく,かりにオールドフォーク好きでもチケットの値段帯やらのせいか,ほとんどみかけませんでした.

因みにセットリストは覚えている限りUDO 音楽事務所のweb site に掲載されている名古屋公演のものと変わっていなかったと思います(実は,ポールのソロ活動時代について,そこまで詳しくないので,ソロパートに関しては分かりません……orz).スカボローフェアには"Canticle" がついてませんでした……残念!

バックバンドが凄く乗ってて(特にリズム体とギター),超良質の音が聞けました.

お二人に関しては,前半部の前半(セットリストでいうと"America" くらいまで)は,微妙に調子が悪い,というか,歌が全開ではない空気があって("America" のイントロのリフをポールがミスったり……),

「やっぱり,年には勝てないのかなぁ……」

……という空気が会場中にありましたが(それでも,二人のハーモニーは,本当に,背筋が凍り付くくらい綺麗でした),一回目のMC からデビュー曲"Hey Schoolgirl", カバー曲"Be Bop a Lula" をやりはじめたくらいから徐々に声が出てきて,"Mrs. Robinson", "Slip Sliding Away" あたりの名曲ラッシュ時には,「ほとんど往年のライブと同じくらい声が出てるんじゃないか?」というくらいのできでした(……とはいえ,往年のライヴなんてCD でしか知らない世代なんですがね……).

アートのソロパートで,アートが,「じつはむかしおしのびでにほんをまわったことがあって……even Hokkaido」と日本語(英語まじりw)でMC をして笑いを取ったり,その頃から,はじめは色々な意味で緊張感溢れていた会場の空気もほぐれてきているのを感じました(実際,僕も前半は「伝説の音を一音たりとも聞き逃してたまるか!」と肩肘張っていたので,人のことはいえませんが……w 実際,あの音の中にいると,そんな感覚をかなぐり捨てて音の中に埋没していく多幸感に抗うのがバカバカしくなって,もっとゆったりと音に浸る気にさせてしまうんですから,凄い音楽だと思います).

後半は凄すぎて言葉で表現するのがバカらしくなってしまうので,感想もクソもありません.ただ,"Bridge over troubled water" のアートソロ〜ポールソロ〜デュエット〜アートソロ(ラストのサビ)……という流れは,まさに圧巻でした(だって,70 手前のおじいさんが原キーで,しかも,凄い声量で歌いきったんだぜ!).歌い終わった瞬間,全観客が圧倒されて,一瞬,会場がシーンとなったあとの大拍手&スタンディングオベーションは一生忘れないだろうと思う…….

アンコールも,セットリスト通りでした.一回退場したあとに,二人だけ出てきて"Sounds of silence" が始まり,曲の途中からバックバンドが加わって,"Boxer" で二度目の締め.退場後,今度はかなり間をあけて,お約束の「仕方ないな〜,もう一曲やる?」みたいな小芝居のあとに(笑),"Leaves that are green" をしっとりと聞かせて,二人が観客を煽って,ラストソングに持ってきたのが"Cecilia"(←ちなみに僕が一番好きな曲)!!!そして,フォークのコンサートなのに,会場がオールスタンディング状態へ!!"Cecilia" を歌い終えたあとにバックバンドのメンバー紹介があって,なんと,もう一回"Cecilia"(のサビ)を熱唱!……と大興奮の内に終幕したのでした.

会場を出る方々から「冥途の土産ができた」的な発言が出てくるのを聞きながら(w),心底,今回,来ておいてよかったと思ったのでした.

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実際,何曲かメロディーライン取りを変えて歌いやすくしていたりしていたとはいえ(そりゃあ,流石にあのお年ですもの),原キーで全曲歌いきるとは思ってもいませんでした…….バックバンドの方々も,心底この音楽を作っていることを喜んでいるような感じで,敢えて'82 年のライブのときの演奏を完全再現みたいな遊びをしてみたり,逆にソロでは「これ,本当にフォーク?」みたいな大暴れをかましてみたり,聞いていて凄く楽しめました(まぁ,観客のおじさんおばさんがたはぽかーんとしてたけどw).

個人的に「すごいなー」と思ったのは,ベテランセッションマンの指が転んだときの誤摩化し方w.昨日は,特にピアノの方が緊張のせい(?)か何度も指が転んでおられたのだけれど,無表情で,さも「こういうちょっと外してジャズ風のアレンジにしているんだよ!」という感じで,同じリフをくり返すときに敢えてさっき転んだ音を入れてみたりとかしているのをみて,「流石!」と思ってしまったw ギターも,ソロの最初におかずを持っていきすぎて「ヤベー,まだ結構ソロの残り時間あるな〜」みたいな顔したあと,アームで音を歪ませる芸だけで,残り時間を押し切ったりしてたしw

アートの,少し斜に構えたような,でも,格好付けきれなくて,手の位置をどこにおこうか,ふらふらさせながら,結局,格好よくはなっていない,あの立ち姿も生で拝むことができたし(笑),何にしろ,素晴らしいコンサートでありました.
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2009年06月26日

マイケル・ジャクソン

今朝方,衝撃的なニュースが届きました.King of POP ことマイケル・ジャクソンが亡くなったということです…….

あと数百年は生きていそうな人だったのにとか,電池が切れただけじゃないの……という類いのジョークはさておき,かなりショックです.特にファンだった,というわけではありませんが,流石に「Thriller」や「Bad」や(Slash が参加した)「Dangerous」あたりのアルバムは持っているし,普通に良質のポップスを量産しつづけたバイタリティーと,ソウルミュージックを他ジャンルの音楽とフュージョンしてマイケル・ジャクソンというジャンルにまで昇華してしまった天才性には敬意を表します.歌もダンスも神クラスだしね.

僕の個人的なマイケルのベストシングは "We are the World" のサビ入り(一回目のソロ)の天使のような優しい歌声です.ちょっとロックな風味のあるソウルというイメージが強かったけど,アレでガラッとイメージが変わって,当時("We are the World" をはじめて聞いたのは中学入った頃だったかな?),メタル厨だったのにCD 買い漁った記憶があります."Heal the World" とか "Human Nature" とかバラードが良いんだよね,本当に.他にも,PV も格好良いのが多くて(僕は「Bad」のPV が一番好きでした),こういう言葉は嫌いだからあんまり使いたくないけど,マイケルは文字通り何から何まで気を使って物事をプロデュースしたという意味で「アーティスト」だったなぁ,と思います.日本でも某ニコニコ動画で大量のMAD が作られたり,空耳アワーで "Smooth Criminal" のイントロが大賞取ったり(「パン!茶!宿直!」と言えば通じるんじゃないかと思う),ゴシップも含めて,ある意味世界中でいちばん愛されていた人だったんじゃないかと…….時代のせいもあると思うけれど,多分,二度とこのクラスのスターは出ないだろうと思います.

ようやく児童虐待裁判絡みのゴタゴタが大方片付いて音楽業界に本格復帰する直前にこんなことになってしまったのが,本当に悔やまれます.

合掌.
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2009年05月30日

CD レヴュウ その2

こんにちわ.yulico です.せめて,月に四回の更新(週記ペース)は維持したいと思って,五月末にラストスパート中です.

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最近購入したCD のレヴュウ第二段です.わざと2回に分けて更新頻度をアップさせようと画策したわけではなく,Amazon に注文していたものが,昨日の更新のあとに届いただけです.

野狐禅 「野狐禅」
先日,唐突に解散を発表したユニットのメジャー第4作にして,セルフタイトルアルバムです.普段から洋楽,特にメタルばっかり聞いているような印象が強い僕ですが,このユニットはメジャーデビュー以来ずっと追いかけていた唯一の邦楽アーティストであり(ぉぃ),マイフェイバリットです.それだけに解散はすごく残念ではあるのですが,ここに書いた通り,まぁ,当然の帰結かと思わないでもないです.惜しむらくは,生でこの音を聞く機会を完全に逸してしまったということでしょう…….

今作は完全に二人きりで作ったらしく,これまでのアルバムと違い,ドラム,パーカッションの類いが一切入っておらず,すべての曲がアコースティックギターとピアノと歌のみから構成されています.正直,竹原さんのアコギは相当パーカッシブなプレイなので,これまでのアルバムを聞きながら「ドラム邪魔だな……」と思い続けていた僕としては大歓迎な展開でした(ぉぃ).

このユニットは,何よりもアコギ本来の音(叩き付けるように演奏して,胴の反響を目一杯利用した音.爪弾くのは,それはそれで綺麗な音ではあるけれど,楽器本来の音ではない.つーか,スチール弦を爪弾くと金属音が耳障り)が楽しめる,ほとんど唯一に近いユニットなので,僕の中では非常に特別な存在でした.そして,そのアコギの轟音に負けない扇情的でハイセンスな濱埜くんのピアノが被さることで,独特の世界観を紡ぎだします(濱埜くんのピアノが,これまたよく練り込まれていて,ギターと音の上で衝突することなく,それでいて別な音に逃げることもなく,非常に良いバランスで溶け合うのです.そうかと思えば,時には不協和音スレスレのもの凄く危険な香りのフレーズを紡いでみたり,変幻自在).このユニットは,歌詞とか竹原さんの叫ぶような歌い方とかがクローズアップされることが多いけれど,こういう地味な部分の音の素地が作っている枠組みが見過ごされている気がします.こういう部分がもっと評価されていれば,解散ではなく違った展開もあった気もするので,本当に残念です.

今作は,前作から引き続き,初期の2作に比べると凶暴なまでの生きることへの渇望をそのまま形にしたような荒削りの曲は少なめで,その代わりに十分に作り込まれた30 代らしい曲が多くなっています(こうなってしまったのも解散の理由なんだろうけれど,そういう風に変節していくのが人間なんじゃないかなー,とファンは思ってしまうのです).演奏面でもかなり成長しています.特に濱埜くんのピアノが3rd 以前より格段に格好よくなっています.あと,歌詞の駄洒落度がもの凄く高くなっていますw

あー,ダメだ.好きすぎて,そして解散してしまったのがショック過ぎてマトモに論評ができない…….本当にいいユニットだったのになぁ…….

「ださくても,ださいことを飲み込んだままださく生きていけば格好良い!」という格好よさは認めるけど,それが出来なくなったからって,妥協せずに解散を選んでしまうところまで格好付けなくても良かったのに…….そこはダサくていいから,もうちょっとこの二人で紡ぐ音を聞きたかったなぁ…….

二人はソロとして今後も音楽を続けていくらしいので,いずれ,二人でもう一度別なユニットを組むこともあるんじゃないかなー,と期待して.
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2009年05月29日

CD レヴュウ 5 件

こんにちわ.yulico です.

今日は,最近買ったCD の感想&レヴュウをまとめてやっちゃいます.ぶっちゃけ,Heaven and Hell の新譜を除いてほとんど特記するほどのCD がなかった+最近買ったのは,敢えて演奏面を論評する必要があるバンドたちでもないので,全部,簡単な感想です.

Heaven and Hell "The devil you know"
ロニー・ジェイムス・ディオ様とヴィニー・アピスがいた頃のブラックサバス再結成企画のなんと新譜!

個人的には,ブラックサバスのベストメンバーはやはりオリジナルだと思うのですが,アイオミ大先生さえいればブラックサバスなので無問題(ただ,ドラムはビル・ワード御大に叩いて欲しかった……).

とにかく,「最高」以外の賛辞は必要ないくらい出来のいいアルバムです.1 曲目の"Atom and Evil" から最後の曲まで徹頭徹尾完璧なブラックサバスそのもの.そして,一切の隙のない楽曲群.無駄な文章で感想を綴るのがバカバカしいです.

音的には,ディオ様の参加した"Heaven and Hell" の頃の様式美メタルチックな音と"Mob Rules" の頃のもったりとした重厚感ある音の折衷という感じです(ただし,"Heaven and Hell" のような疾走感はあまりないかも).サバス(というかアイオミ大先生)特有のもっさりと重いリフを大事にしながら,曲によっては,最近の北欧メタルを意識しつつ,それらを上手くまとめていると思います.そしてアイオミ大先生のソロも最高です.

また,これまでのサバスではあんまりなかったような構成・曲調のものもいくつか入っていて新鮮です("Bible Black" とか"Rock and Roll Angel" とか).僕は,1 曲目の"Atom and Evil" が強いて言えば一番好きですが,本当に捨て曲が一切ありません.

Green Day "21st century breakdown"
前作"American Idiot" を出してしまったせいで,ここ数年迷走していた感のあるGreen Day の4 年(?5 年か?)ぶりの新譜で,またしてもコンセプトアルバムです.

「正直,一回上手く行ったからと言って,似たような路線を続けるのはどーなのよ?」とも思わないでもなかったのですが,聞いてみたら,意外と普通にいいCD でした.

前作と違って,構成力もないのに勢いだけで無理矢理組曲とか長い曲を作ってしまうなんていう失態をおかさず(もちろん,ああいう短いパンクチューンを連結することでひとつの曲を構成するというこれまでに例のない作曲法を生み出したこと自体はとても高く評価していますが,作曲法自体に無理矢理感が溢れていたのは事実なわけで……),単にパンク風味の短い曲を連発するという構成にしたのは好感が持てました.

しかし,本人たちがどう思っているのか分かりませんが,最早,彼らは完全にパンクではなくなってしまいましたね(まぁ「Green Day はパンクじゃない議論」はデビュー当時からあったけど,それでも,かつてはスリーコードな単純な曲を連発して,少なくとも曲の発想や作曲におけるスタンスはパンクだったわけで…….でも,もう,今は完全にパンクではないですね).ノリとしては,むしろ,ビートルズ的な立ち位置になってしまったように思います(もちろん,いちビートルマニアとしてこの比較が如何に無礼かは心得た上で書いてますよ).

全体的に良い曲は多いですが,僕は,1 曲目の"Song of the Century" が好きです(ぉぃ.

筋肉少女帯 「シーズン2」
オーケンのソロを引き摺った感の強かった前作よりは筋肉少女帯臭の強いアルバムでした.(相変わらずメンバーじゃないらしいけど)エディのピアノも冴えていて素晴らしいです(ピアノは).

アルバムのまとまりという観点で言えば,1 曲目〜7 曲目までの流れが完璧なだけに,8 曲目の中途半端な「蓮華畑」で流れがぶった切られてしまっているのが残念です.「蓮華畑」以降で特記すべきは,ノーマンベイツのみです.後半も曲単位で語れば,(蓮華畑も含めて)そんなに悪くはないんだけど散漫でまとまりがない感じです.

まー,元々の筋少好き以外は買う必要ないアルバムでしょう.買っても多分よく分からないと思います(「ノーマンベイツ」や「プライドオブアンダーグラウンド」で顕著ですが,セルフパロディーとかが多いです).

Slipknot "All hope is gone"
「やっちまったなぁ……」という感じ.1 〜 2 曲目の流れが凄く良くて期待したけれど3 曲目以降は一切ダメ.ダメと言っても曲が悪いとかではなく,スリップノットでやっている意味が分からないという意味でダメ.だから,あれほどソロプロジェクト(特にコリーのストーンサワー)の要素を9 人組に持ち込むなと,ファンが言っているのに…….

曲?曲は,まぁ,秀作が揃っていますよ.あくまで,スリップノットとしてではなく,普通の最近のメタルの括りで言えば,ですが.

Marilyn Manson "Eat me, Drink me", "The high end of low"
まず,"Eat me, Drink me" はゴミ(ワゴン入り\800- で買ったのに後悔するレベル).以上……と言って終わらせたいところだけど,もう少し.この前の"The Golden Age of Grotesque" は,アーティスティック路線を突っ走った作品ではあったものの,いくつか良い曲が入っていたのでそこまで悪くありませんでしたが,この作品は全曲を通して,凡庸なコード進行,どこかで聞いたことのあるようなメロディーばっかりで,全く面白みがありません.よって,よほどのマンソンファンでなければ聞く価値は無いでしょう.

"The high end of low" はトゥイギーの復帰作ということで,所々にトゥイギー臭が漏れだしているのがいいです.若干,前々作からのアーティスティック路線を,まだ,引き摺っているのが鼻にかからないではないですが我慢できるレベルです.

しかし,ハードコア臭とか,メタル臭とか,怪しげな感じとかが完全に抜けて,随分綺麗な音を出すバンドになったものです(いい意味でも悪い意味でも).

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流石にCD 6 枚分のレヴューをいっぺんに書くと疲れますね…….
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2009年05月03日

忌野清志郎死去

今朝起きてテレビを付けていきなり飛び込んできたのがこのニュースでした.

僕自身は,あんまり邦楽ロックに思い入れはないのと,ガンが転移したとかのニュースを聞いていたのでそこまで衝撃的でもないのですが,惜しい人を亡くしたものだと思います.

個人的にはいかにもな邦楽ロック的なオリジナルの数々よりも,ロックスタンダードの日本語カバーが好きでした("Help!" とか"デイドリームビリーバー" とか).あと,The Timers の「宗教ロック」は別格です.

ご冥福をお祈りします……じゃなくて,「なに死んでんだ!ばかやろー!」かな.
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2009年02月08日

更新休止と言ったそばから……

……いきなり禁を破って更新します.

衝撃的なニュースを耳にしたので.取り敢えず,速報で.

Mr. Big 再結成が公式に決定したそうです(詳細は下記リンク).
http://www.werockcity.com/blog/rock69bee/2009/02/mrbig.php

先日(2009/2/3),Paul(というか,Paul and Nelson?)の新譜とBilly のソロ二作目を購入したばかりで,それらを聞きながら,特にPaul and Nelson が初期のブルージーな頃のMr. Big の雰囲気を醸し出していたこともあり,

「再結成とかしねーかなー」

……なんて妄想していたところで,このニュースですよ!

しかも,Gt. がPaul というオリジナルメンバーでの再結成らしい(Richie も凄く大好きなギタリストだけに悪いとは思うけど,やっぱりMr. Big はPaul のギターでないとね.そうでなければ,思い切ってPaul とRichie のツインリードとか!!).

20 周年の記念企画なら過去曲ばっかりな気もしますが,今のメンバーが作る新曲も聞いてみたいなー.アルバム一枚くらい作ってくれないかなー.
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2009年01月29日

新しいコンテンツ

こんにちわ.yulico です.最近,連日ちゃんと更新している理由は,PC に向かって作業する時間が多いからです.

音楽関係をメインで書こうと思っていたこのblog ですが,現状は,

にっき(127)
音楽(29)
おべんきょう(39)
うぇぶろぐ(25)
うつうつyulico 日記(2)
コンピュータ(3)
名曲集(メインコンテンツ?)(4)
いんまいふぃろそふぃい(7)
詩の試作、文芸(6)
ぽっどきゃすと?(1)

……というのが各コンテンツの記事数です.

blog という媒体の性格上,(web-log の本質からは外れているものの)日記が多くなってしまうのは致し方ないとして,メインコンテンツと銘打っている「名曲集」の記事数が四件というのはどうなんだろうと思うわけです.音楽のコンテンツもパーマネントな活動をしているバンドがなくなってしまって以降,ほとんど更新されることがありません(……と同時に自分の音楽関連の活動も縮退気味).

そんなわけで,音楽関連の強化かつ,継続的に書けそうなネタとして「僕の好きなベーシスト」という連載を思いついた.取り敢えず,これならネタが尽きることもないと思うので…….そして,ベーシストと言ってもジャズからフュージョン,ロックまで色々あるけれど,ある程度制限を設けないと無限に書きたい人が出てくると思うので,

「ロック限定(もしかしたら逸脱するかも知れない)」
「一般的に認知度が高いバンドなどにパーマネントなメンバーとしてそれなりの期間属していた経験がある」
「セッション仕事がメインの人は仕事をフォローしきれないし,参加したアルバムによって色がころころ変わるので除外」


……という制限を設けておこうと思います.この時点で,僕の尊敬するベーシストのうちの6割〜7割くらいが除外された勘定になります(好きなベーシストはジャズマンに多いのです).

(今のところ確実に書くと断言できる神々)
JPJ
アダム・クレイトン
ニコライ・フレイチュア
フィールディ
フリー
ジョン・エントウィッスル
ジョン・マイアング
細野晴臣

……僕の音楽の趣味を知っている人たちからするとラインナップに意外性を感じるかも知れないけれど,メタルにおけるベーシストって面白味がないのよね.
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2009年01月27日

なのきー

某同僚からこんなものを借りたので,小一時間くらいかけてテキトーに曲(?)を作って,どんなもんか試してみた(学校で:-p).

んで,出来たのが下の曲(?).使ったのはこれとiLife 内のGarageBand だけです(リンク先は'09 だけど,僕のは'08 です).



これの使い勝手は,かなりいいです.というか,タッチの強弱が音の大きさや音色(ギターの場合アタックが強くなる)に反映されたのに感動した.ちょっとした打ち込みなら十分に使えると思う.買っちゃおうかなー.悩む.
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2008年12月29日

GN'R "Chinese Democracy" レビュー

先日購入したGuns n' Roses の新譜"Chinese Democracy" のレビューです.mixi からの転載&編集版です.

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このアルバムには,いい意味で期待を裏切られました.ただし,17 年間も死蔵したことがプラスに働いているとは到底思えません.こういうハードロックに大仰なバック隊をくっつけたり,ひたすらオーバーダブを重ねて重厚感を出したりするような手法は,ここ最近の流れからいくと「ちと古くさいんでないか?」と思ってしまいます…….まぁ,僕は好きなのでいいんですが…….

曲のクォリティーは比較的良いと思います.Axl の最近の歌声は,これまで全然聴いていなかったのですが,以前("Use your illusion" の頃)より上手くなっていますね.以前は鼻についていたヤンチャ感がいい感じに抜け,落ち着いた歌に声がしっくりハマるようになっているのにびっくりしました.

個人的には,こういうタイプの曲でいいから,また,初期メンバー(除くドラム)でやってほしいなーとか思ってしまいます.やっぱり,Axl の声の後ろにはIzzy 先生のリズムギターがいてほしいなー,とか.あと,Slash のソロも欠かせません.本作で弾いている人のようなテクニカルなギターは嫌いじゃないのですが,Slash のブルース魂は受け継いでほしかったなー,と言うのが正直な感想です.

今作を聞いて,真っ先に思ったことは,Axl はプログレ的な世界に行きたいのかなー,ということ."Use your illusion" の頃からそういう傾向は若干見られていた気がしますが…….そういう風にプログレ路線を目指していると解釈すると,一時的にバケットヘッドみたいなタイプのギタリストをフィーチャーしていたのにも納得ですし,今作の曲中で無意味に電子音が鳴るのにも得心がいきます.

正直,特に電子音のアレンジは上手くないと思うけど,曲想を練って,もっと複雑な動機を持てばこの路線はアリなんじゃないかなー,とか勝手な妄想をしたくなります.しかし,それをやりすぎると,最早,ロックをやっている意味が霞んでくるし,ハードロックを名乗るわけにもいかないだろうなー.いや,既にその兆候はありますが…….

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〜演奏面〜
ギター隊は結構均整取れていると思うけど(役割分担が上手く機能しているんだろう),Ky のちぐはぐ感は狙っているんだとしたらあまりにセンスがないし,ただちぐはぐなだけならどっちかをクビにしていいレベル.

やたらにキーボードがフィーチャーされているのが気になったので調べてみたら,現在のメンバーには鍵盤屋が二人もいるらしいです.どおりで,一曲の中で鍵盤のセンスがちぐはぐなまま垂れ流されているわけですね…….鍵盤屋は,ピアノ音を出す人の方が遥かにハイセンスで,曲に溶けてる気がします.シンセ系の音を出す人の音は,スケールの選び方がモサいうえにありきたりでツマラナイ印象を受けます.

そして,何よりもドラマーが下手くそ&ナンセンス過ぎます.ここまでセンスのない太鼓叩きは久々に見ました.

ここ(Wikipedia アメリカ版)をみると,どーもセッションドラマーっぽいです.バンド経験もあるみたいですが,よく知らないバンドなのでなんとも言えません.バケットヘッドのバックでいたみたいだけど,もしかしたら,そういう他の楽器を目立たせる叩き方しかしてきてない人なのだろうか……?

リズムの安定感はともかく,可哀想なくらいセンスないです.

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〜総評〜

正直,各曲のテンションの高さにはびっくりしました.あと,長年練り続けてきただけあって,どの曲も間違いなくオリジナリティーの塊です.それは,素直に評価できます.

ただし,曲はよくても,各個の音楽的なセンスと音取りは,新生ガンズというバンドのクセではなくて,Axl の指示のままに忠実に弾くだけの犬が集まった感じでちょっと切ないです.バンドってもっとお互いの主義主張の真剣勝負の場であってしかるべきじゃないかなー,と僕は思います.そういう緊張感がバンドの色を作っているわけだから,バンドでやる意義があるのであって,そうでないならGN'R という名に固執して,バンドスタイルを堅持する意味が分かりません.

次回作(いつ出るんだろう?)では,もっとバンドらしくAxl の思惑を外れたヤンチャな音を聞かせてくれたらいいなー,と思います.
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OASIS の新譜レヴュー

少し前に買ったOASIS の新譜のレヴュー.mixi より転載.

知っている人は知っているとは思うけれど(と言っても,ここを読んでいる人で知っている人がいたかどうかは凄く微妙だけど),僕は個人的にはOasis がそれほど好きなわけではない.大概のアルバムは持っているわけだが,それは基本的には叩くために買ったもので,別によく聞くわけでもない.ただ,確かに1st と2nd には聞くべき価値はあると思うし,"Live forever", "Supersonic", "Morning Glory", "Champagne supernova" の4曲はロック史に残る名曲だとは思う……,そんなのが,"Heathen chemistry" を聞くまでの評価だった.

"Heathen chemistry" を聞いてぶっ飛んだのは,リアムがちゃんと「歌」を歌えるようになっていた点.それどころか,歳食ったせいなのかなんなのか,声自体が凄く渋くなっていて,特に"The Hindu Times" が素晴らしかった(まぁ,他の曲は……).ただ,リアムがちゃんとバンドのVo として一本立ちしたと言う点で,僕個人の中での「Oasis = 兄ちゃんのバンドに自己中な弟が乱入してきてシッチャカメッチャカになっているバンド(逆に言うと,そんなVo の乱入程度でシッチャカメッチャカになるほど芯のないバンド)」という評価から,英国サイケ〜マンチェスターサウンドの延長線上の「バンド」として一定の評価を下せるレベルにあがったなー,とはじめて思った.

で,次作の"Don't Believe The Truth" だが,曲構成は地味ながら,前作の「バンド感」を発展させた感じで悪くないと思っていた(世間的にはあんまり評価高くないらしいけど).というか,ザックのドラムが英国サイケ〜マンチェスターサウンドの延長線上の音にEarly Generation of British Hard Rock なノリやmods なノリを加えていて,僕の好みにはしっくり来ていた.

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で,今作.

どうも情報が混乱していて(ライナーノーツはアホ評論家が書いているからなんの情報源にもならないし),現在のメンバー構成やなんかがわからないのだが,相変わらず,ザックがドラムを担当している曲とノエルのくそドラムの曲が混在しているらしい(ザック自身は既にOasis との関わりを断っている模様).聞いたらあからさまに分かるけど,ノエルがドラムを叩いている曲(よりによってオープニングトラック)は曲の入りからリズムのセンスがダサすぎて聞くに堪えなかったwww

……なので,ザック(というか本業ドラマー)が叩いている曲のみについてコメントします.あと,演奏技術論に関しては今更感が強いので割愛(相変わらずノエルのギターはリズムがメタメタだし,ソロはクソださいうえに音外しまくり.ベースに関しては「本業ベーシストを雇え」とマネージャーでもないのに口を出したくなるくらい,相変わらずのドヘタクソ&ノーアイディアマンだしなー.つーか,せめてギターと(音程的に)競合する音を出すのはやめて欲しい.聞いている方はいきなり低音がすっからかんになるので不安になるのだよ…….まぁ,不安を煽るのがサイケっていうんだったらアレだけどさ.……って,演奏技術論に関しては書かない,って言っておきながらメチャクチャ書いているな.まだ言いたいことはたっぷりあるけどこの辺で勘弁しておこう).

曲は,大部分が全二作から引き続き,究極劣化The Stone Roses(特に2nd)というか,マンチェの底に溜まった澱とZep の上澄みをごった混ぜにして適当に二分割した塊を皿の上に放り出したカンジで,まーいいんじゃね?っていう感想.4 曲目は「この時代によくもまぁ,こんな古くさいセンスで曲を作って出すよなー」という意味で凄く感動した(一応褒めてるんですよ?).あと,2 曲目の"The Turning" はタイトル通り,このバンドのターニングポイントになり得るような,(いい意味で)新しい風を感じた.あと8 曲目が後期ビートルズを思わせるようなサイケっぷりで個人的には大好き(これで,ベースがマトモでちゃんとリズム取れて,ドラムと良いグルーヴ出してたら完璧だったのに……).他に特筆すべき曲は9 曲目かな.6/8 なリズムというか,ドラムが面白かった.

取り敢えず,何から何まで「古くさい」.古くさい,と言うのは,単に曲調が懐古趣味だっていうことではなくて,色々実験的な音作りを試しているのは分かるんだけど,全部,どっかで誰かがやっているのを聞いたことがあるアイディアばかりっていう意味で…….要は完全にアイディアが枯れているんだろーなー,ノエルの.

今後に期待すると言う点では,2 曲目のどこかに眠っているっぽい,新しい風のようなもの(まだ聞き込んでないから具体的に指摘できないんだけど,サビの入りの静かな激しさ(コードは盛り上がらないし,コード展開的にはメロとあまり変わらないのにローテンションのまま絶妙にメロディーの位置エネルギーを上昇させているような感じ)とか,ソロでのちょっとディミニッシュな音使いとか……etc. がこれまでのOasis にはないものを感じる)を上手くコントロールして,新しいアイディアを提示してくれれば良いんじゃないかなー,と思う.

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すっげー毒吐いてるけど,"Heathen Chemistry" 以降は,結構,このバンドのCD には期待しているから言うんであって,このアルバム自体は,ここ二作の流れを汲んだ秀作〜佳作だと思うので,元々,Oasis が好きとか,ここ数作の流れが好きと言うのであれば十分に買う価値があると思います.

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2008年11月26日

中国デモクラシー

Guns N' Roses の17 年振りの新譜"Chinese Democracy" を購入.ガンズの中では圧倒的にIzzy 先生のリズムギターのセンスが好きだったワタクシ的にはほとんど期待はしていないものの,取り敢えず,ということで.

実は,Izzy 先生の抜けたあと("Use your illusion" よりあと)のガンズは熱心に追いかけていたわけでもなく,更にSlash 先生とDuff 先生の抜けたあとの,Axl Rose の独り舞台になって以降は,時々,Burrn! 誌の特集等でどんな状況になっているのかを確認する程度で,全然認識していなかった,と言うのが実情です.どのくらい酷いかと言うと,ガンズにバケットヘッドが加入していたことは知っていたが,脱退していたことは知らなかった,というくらい情報に遅れていました.

で,当然,このアルバムについても名前だけは知っていたし,ライヴ活動を再開して以降,このアルバムに収録されるとされていた曲を何曲も演奏していることも知っていましたが,耳にしたことはありませんでした.

なので,前情報一切なしでこれからどっぷり新たなガンズの世界に浸かろうと思います.

レヴューは後日.暇があったらします.

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あと,ついでにOasis の新譜も購入.
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2008年07月06日

東方和楽

同僚(というか,他部署の同輩?)の縞々Kid お兄たんことしましまP の参加した「はじめての東方和楽」白いしましまうさぎ)のCD の再販が刷り上がったと言うことで,お兄たんから直々に購入しました(というか,行商にきた?/笑).凄い人気だったので(メロンもあっという間に売り切れたって話しだし……),前回の初版発売時には直接「売って〜♪」とは,なかなか無理言えなかったのよね……(笑).

感想ー.

……とはいえ,実は,yulico さん,東方の楽曲の元ネタのほうを全く知らないので,あんまり大きい声で感想は語れません.アレンジがどうなのかすら解らないもの…….

しかし,全体的に凄くまとまっていて聞きやすいと思います.作業用BGM にぴったりなので,しばらくヘビーローテかけてると思います.

個人的には,もうちょっと和なアレンジのほうが好みなんだけど,曲が曲だから難しいのかな?つうか,元の曲を知らないから,何とも言えないです(←じゃあ,はじめからなんも言うなと…….多分,調性変えたり,音符の数いじったりまではしてないだろうから,これ以上「和」になんて無茶振りだわな……).

ニコニコで聞いていたときには,琴のお姉さんが心配ではあったんだけど(演奏能力,音感的な意味で),CD に入っている限りは,そこまで酷くはなかった.結構,頑張っていると思います.少なくとも,アンサンブルにはなってる(?……微妙か?でも,まぁ,一応は……).ただ,ソロはかなり厳しいと言わざるを得ない…….楽器が弾けることと,楽器が上手いことは,違うんだよね……(自戒をこめつつ).

個人的には太鼓のお兄さん(?)に惚れました.メタルを感じる和太鼓でした.

しまさんに関しては,発言を控えます.どう言っても身内褒めっぽくなってしまうので……(と書いて,遠回しに高評価を/笑).いや,元々ピッチの安定するわけのない「和笛」でここまで西洋音階鳴らせるってすげえよ,実際.

東方の音楽が好きな人や,こういうタイプの西洋音階を和っぽくアレンジした(というか,和楽器で演奏した)音楽が好きな人には凄くお勧めです.個人的には,最後の曲が曲的にもアレンジ的にも好きでした.

というわけで宣伝を.

こちらから注文できるようですよ
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2008年06月22日

最近のワタシ

こんにちわ,yulico です.今日は珍しく電子音がピコピコしたCD のお話です.

先日,ファミソン8 BIT☆アイドルマスター04 菊地真/萩原雪歩 を入手したのですが,そこにアレンジとして参加されているKplecraft にヤラレました(My Space はこちら).

彼らのなににヤラレタかって,二人組ユニットでパート分けが「FC (mck), GB (nanoloop1.2), effects, saxophone, etc..」な方と「conga, djembe, bongo, didjeridu, etc..」な方で,しかも,ライブで生演奏するとか…….完全に狂ってます(褒め言葉).つーか,パーカッションに使われている打楽器類はともかく,サックスって……(しかし,公式ウェブサイト上にアップされているライブの写真をみると,本当に機材をいじりながらサックスを抱えているんですよね…….My Space で試聴できる音源でも普通にサックス入っているし……).

僕自身はファミコン世代ちょいあと〜スーパーファミコン直撃世代なんですが,親がTV ゲームを買わなかった(買ってくれなかった)+僕自身野外で走り回ること以外にほとんど興味がなかった,という理由で,コンピューターゲーム機はゲームボーイしか触れたことがなかったり,8 bit なゲーム音楽や電子音が中心の音楽にほとんど触れてこなかったので,こういうタイプの音楽にほとんど触れていませんでした.なので,あんまりこういう分野には詳しくないんですが,Kplecraft 的な音楽性は異端なんじゃないかなー,と言うことだけは推測できます.

〜中身について〜

音楽自体は,もの凄く真面目なジャズをアレンジの核にしているあたりが秀逸.電子音が苦手な僕でもすんなりと作品世界に入り込めました.ベースなんて曲によっては完全に教科書的なランニングベースだったりします.あくまで電子音母体の四角四面なリズムに乗っているのに,遊びで何百分の一拍単位でリズムを揺らすあたりがニクい.しかも,生演奏が全く不自然さなく電子音に溶け込んでいるのが凄い.真面目にジャズやらせたらどれだけ上手いんだろう,とか考えると怖くなります…….

とにかく,Kplecraft はお勧めです.普通に,彼ら目当てでファミソン 8 BIT の全シリーズ購入を考えている自分がいるのが怖い(財政的な意味で).
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2008年04月16日

覚え書き(続き)

続き.

R.E.M. "Live"

実は,R.E.M. のライヴ音源はこれがはじめて.そもそもそんなに演奏技術をひけらかすようなタイプの音楽ではないし,「ライヴでどんな風にやっているのか?」と言うところにあんまり興味がわかないバンドだったので,Youtube などですら探したこともなかったのです.

そんなわけで,DVD ではじめて動くR.E.M. を見たんだけど,すっげえ格好良い…….なんで今まで興味を持って調べなかったんだろうと軽く後悔するくらいかっけえ…….演奏からスタイルからアクションまですべてが他のどんなバンドよりも完璧に格好良い.正直,最末期のZeppelin の格好よさを超えるライヴでのパフォーマンスは有り得ないと思っていたんだけど,R.E.M. は軽くそれを超えている気がする.

今度,日本に来ることがあったら何を差し置いても参戦しようとココロに固く誓った.


Dream Theater "Systematic Chaos"

安心と信頼と数限りない実績のバカテク集団+余分な歌.

相変わらずラブリエたんが激しく邪魔.このバンドにボーカルを入れる必要性が全くわからない.まぁ,世界観の語り部としてVo. を配置する,という考え方も悪くはないんだけど,このバンドの演奏力があればそんなことしなくても十二分に伝わると思うんだけどなぁ…….そもそも,英語で歌われている時点で日本人である私にとっては「語り部」にすらなっていないし…….

ラブリエたんは決して歌が下手なわけじゃないって言うところが,更に質が悪い.後ろの演奏隊に見合うほど上手くはないんだけど,普通には上手いから聞き流して無視することも出来ない(=演奏に聞きいるのに邪魔)という…….もっと上手くなってオペラ歌手並の歌唱力を手に入れるまで努力するか,さもなくば,むしろもっと下手に歌えといいたい…….


M@sterLive 02

全般的にハードなアレンジの曲中心.メンバーが最低限リズムと音が取れるメンツ(+はき寄せられた不人気の眼鏡)という構成になった理由がある程度わかった.上手く音を取って歌うのが難しいアレンジの曲ばっかり.

新曲の"It's Show!" は,かなりの名曲.
posted by yulico at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

覚え書き

取り敢えず,忘れないうちに先日購入した分のCD の諸感想を覚え書き.

R.E.M. "Accelerate"

近年のロックシーンの傑作の一つにあげていいと思う素晴らしい出来のアルバム.間違いなく'00 年代に出たロック〜ハードロックアルバムの中で五本指に入る名作だと思う.

個人的にはGreen Day の"American Idiot" やRed Hot Chili Peppers "Stadium Arcadium", U2 の"How to dismantle an atomic bomb?" と並ぶ「(いい意味で)え?お前何やってるの?」アルバムの一つ.50 代に差し掛かったオルタネイティヴパンク〜ニューロックのバンドが,初期N.Y. パンク〜後期ブリティッシュハードロックな音を出しつつ,それでいて,バンドの持つ空気やノリが全然失われていないとか…….

はじめに聞いたときは一曲目のイントロのギターで,完全に意識を持っていかれて,30 分の間完全に放心状態で聞いてしまった…….


In Flames "A sense of purpose"

どんなことがあっても過去の作品のクォリティーを超える新作を出し続けることに定評のあるIn Flames だが,前作"Come Clarity" が大傑作だったので少し心配していた.しかし,蓋を開けてみれば,今作も大傑作とまではいかなくとも,クォリティーは全く下がっていない秀作と言った感じ.

取り敢えず,全編に渡っていい意味でメロデスの新しい教科書みたいな曲が並ぶ.前作みたいなキャッチーさや凄みはないんだけれど,無駄に高い演奏能力と歌えるデスボーカルであるアンダースの特徴的な歌声をフル活用して「堅実なメタル」を目指している感がある.

前三作("Reroute to remain", "Sound track for your escape", "Come clarity")くらいのアメリカンニューメタル的な音と北欧の泥臭いメロデスの融合と言う音楽的実験が一段落ついて,完全にそういうタイプの音を体得した結果,そのジャンルのスタンダードになりうるような堅実なアルバムを作っておこう……みたいな雰囲気が感じられる.

確かに,個人的には,必ず北欧の民謡をアコギで弾いた曲が一曲だけ入っているという構成の頃の泥臭いメロデスも好きだけど,名実共に世界のメタルを引っ張る立場になりつつあるIn Flames ほどのバンドにそれを望むのは酷だと思うし,こういう方向性を極めて,最終的に行き着くところがどこになるのかを見極めたい思いもあるので複雑.

ただ,次回作くらいで遊び半分に"Whoracle" の頃のようなアルバムを一発だけ出してくれたりすると私のようなオールドファンは喜ぶんだけどなー.
posted by yulico at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月18日

うっうー

こんばんわ.yulico です.

iM@S のCD の新シリーズM@ster live 00 を聞きつつ,ぴーちゃんの「The idolm@ster」がエロ過ぎだろ?とか,閣下は相変わらずキャラがブレ過ぎだろ?とかよりも先に思ったこと……新曲「バレンタイン」のサビの歌詞,だれか止める奴いなかったのかよ…….

♪バレバレバレー,バーレンタイン!

……は,流石にないと思うんだ…….

閑話休題.

先日,せっかくBuzz Words がたっぷり詰まった日記を書いたのに痛々しい人達からの接触が全くなくてつまらないです.そんなわけで,今日から,このblog は環境問題(笑)強化月間!!……とか考えたんですが,よく考えてみると,真面目に記事を書く前提だと下記のエントリ以上に書くべきことが見当たらないのが現実なので,諦めました(不真面目ならば「不都合でもなんでもない真実」とか,バイオ燃料ネタとか,いろいろ思いつくんですが,あんまり頭の生暖かい人を刺激するのもアレですし……).

閑話休題.

痛々しい人を刺激するなら,古生物ネタ(主に恐竜)?,とか考えたのは,僕と君との秘密だよ?
posted by yulico at 05:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月13日

泣いた

最近,いくら災難が続いても,youtube でzep のO2 live を見ると元気を取り戻せるyulico です.皆様いかがお過ごしでしょうか?

取り敢えず,youtube に上がっていた分はほとんどチェックしたと思うんですが,取り敢えずKashimir とStairway to heaven で泣きました…….確かにね,Stairway~ のギターソロとかは,全盛期を知っている(って,DVD でだけどね)と別な意味で涙が出るんですが,あの三人が天国への階段を演っている,という,それだけで泣けます(もちろん,全曲そうなんだけど,天国への階段は思い入れが違うのだ).

しかし,youtube に上げたヒトは,個人的にはGJ と思うんだけど,あのライヴの最中に熱狂もせずにカメラをまわしてた不届きものなんだよなーとか思うと,少し微妙だったり…….
でも,本当は大ファンで,カメラをまわすなんてことしないで熱狂したいんだけど,全世界数百万人のファンのために泣く泣く海賊版を作っているんだ,という風に妄想しておくと海賊版を買う罪悪感がなくなるからおk.

ところで,サワシリエリカとかいう女は死刑が妥当だと思うんだけど,どう思う?>ALL
posted by yulico at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月11日

うおおおおおおおおおおおおおおおおっ

http://jp.youtube.com/watch?v=ztCR6n5UrUI

もうね,何も言うことはないよ.うん.ジェイソンのドラムがどうとか,ペイジのギターがどうとか,プラントの声がどうとか,そんなこと言うだけ野暮と思うんだ.うん.伝説は伝説であり続ける,生きている限り.もう良い,何言っても無駄.かっこ良すぎだよ,おっさんたち…….

DVD 化しないかな…….発表されたセットリストが全盛期そのもので,これを今のおっさんたちがやったらどうなったのかが,凄く気になる.Black Dog の一部を聞く限り,十分ソフト化に耐えると思うんだ.だから,お願い……おっさんがたのファンは,その場に居ることが出来た幸運な二万人だけじゃないんだから……(とかいって,海賊版漁ったりツベで見たりもするんだけど……).
posted by yulico at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

久し振りに……

最近,IdolM@ster のMasterArtists シリーズを共同購入したり,某秋葉系な先輩から電波ソングという名の理系礼賛ソング集(Mosaic.wav)のCD を借りたりして,ノリでそんな曲ばっかり聞いていたら脳が腐ってきたので,PC の乗り換えを機にiTunes の中身を整理しつつ気分を一新するために,自分の本来の趣味であるところの音楽を聴いてみた.

そんな経緯で普通の音楽を聴くと,なんと格好よく聞こえることか…….以前まで,結構,耳たこになりつつ聞いていたあの曲.聞きすぎて逆に良さが分からなくなってしまっていたあの名曲がものすごく新鮮で格好よく感じる…….

案外,耳をリセットするためには,こういう変な曲でいったん脳を蕩けさせることも大事だったりなんかして……www
posted by yulico at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

電子ドラム

家庭教師先の子供がドラムをやり始め,電ドラを買っていた.しかも,よりによってRolland のV-drum なぞという高級機種.

ちょっと叩かせてもらったが,最近の電ドラの凄さに驚嘆.ハットの開き具合とかをほぼ完璧に再現する,シンバル類をチップで叩いた時とショルダーで叩いた時の音が違う,スネアのリムショットのミス(ちゃんと中心を叩けないときなど)をちゃんと音で出す,などなど.正直,ミスった音をちゃんとサンプリングしてあるRolland 様に頭が下がった.

ただ,やっぱりドラムに関しては生音には敵わないなー,というのも実感.所詮スピーカーから出た音なので,バスドラが腹に響く感じとかが全くない.まぁ,出音としては,良いスピーカーを使えば良いんだろうけど,叩いている人間にとっては,この差が思いのほか大きい気がします.

しかし,まともにドラムを叩いたのは四年振りくらいだったので,フィルインを入れるタイミングが全くつかめない…….たまには,ドラム叩く練習でもしようかな…….
posted by yulico at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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